説明
コンポストトイレとは水と電気を使用せず、排泄物を肥料に変えるトイレです。
RELIFE BASICは日本で販売されているコンポストトイレの中でもお値段が10万円を切る唯一のトイレです。
多くの人に「コンポストトイレ」という選択肢を取り入れてほしいという願いから格安コンポストトイレの開発に至りました。
トイレの核となっているのは「自然にカエル」という製品です。もともと台所用の生ゴミコンポストとして開発された商品です。電気を使用しなくても、非常に優れた分解能力があります。
こちらの製造メーカーである「株式会社エコクリーン」様のご協力をいただき、この生ゴミコンポストを特別に加工したものをトイレの核として使用することにご賛同いただきました。
このコンポストと、「大小分離セパレーター」を組み合わせたものがRELIFEです。大小分離セパレーターにより大便は生ゴミコンポスト「自然にカエル」へ、小便は付属の尿タンク(10L)へと収まるようになっています。
大便と小便を分けて処理するだけで驚くほど匂いがなくなります。
これらを一つの箱の中に収めて、置くだけで設置できるモバイルなコンポストトイレがRELIFEです。
※これに攪拌棒が付属します
メンテナンスについて
基材の包容力に対して大便が過多になってくると水分で「ねちょねちょ」になってきたり、匂いが発生したりという状態になります。そうなったら基材の交換のタイミングです。中身を全て取り出して、土囊袋に入れて雨の当たらない場所で1〜3ヶ月ほど発酵させます。
コンポストを洗って新しい基材を入れたら再度使用できます。
一方、タンクに溜まった小便は、薄めて肥料として使用できます。畑をお持ちの方はぜひ試してみてください。すごい肥料効果です。畑をお持ちでない人は周辺の木々の根元に散布したり、できるだけ植物の栄養となる場所にお返ししてあげてください。原液だと強すぎるので必ず薄めて撒いてください。
詳しいメンテナンス方法はこちらの記事をご参考にしてください。
→コンポストトイレRELIFEのメンテナンスについて
基材は何がいいの?(発酵について)
基材にはホームセンターで安く購入できる腐葉土を僕はオススメしています。なぜなら安く入手でき、微生物も豊富だからです。分解力を高めた基材にしたい場合は腐葉土をベースにして、微生物を増やす資材を投入するのです。身近なもので言えば米ぬかなどですが、ネットでEM菌などの微生物資材を購入して投入しても効果があります。おがくずはあんまりオススメしていません。
微生物を増やす方法として、微生物資材を投入するのも効果的ですが一番は温度を上げて保温性を高めること。温度を高めるために下の写真のような水槽用のヒーターを導入したり、こたつヒーターをRELIFEの内側に設置してもいいかもしれません。コンポスト容器を布団で巻くというのも効果的です。
PETSOLA 水槽 魚タンク ヒーター 温度調節可能 安全 使いやすい 吸引カップ 全5種選べる – #5
詳しい発酵方法はこちらの記事をご参考にしてください。
→コンポストトイレ発酵のススメ
分解能力と適切な使用人数
エコクリーンの「自然にカエル」の生ゴミ分解能力は700g/日というデータがあります。
大便の分解も同じ程度と考えると、ヒトの大便は1日250〜350gなので、あくまで目安ですが
・1〜2人での使用ならかなり長く(半年以上くらい)使用できる
・3人での使用なら二ヶ月程度はもつ
・4人での使用なら一ヶ月程度
・5人での使用は二週間程度
というのが実感値。あくまで僕個人の使用感と「RELIFEユーザーから聞いた感じ」を総合した目安です。
5人以上家族でrelife一台で、というのは厳しそうです。
じゃあ二台買ってね、と言える値段でもないので大人数のご家族には「攪拌コンポスト容器のみ(ラチェット加工済み)」を増設することを提案しています。
中身がいっぱいになったものは取り外して蓋をして保管。発酵して大便がなくなった頃に再度トイレの中に戻します。
この方法なら中身を取り出す「処理」がずっと不要です。ご家族が多くて中身の交換が頻繁な場合にも対応が可能です。
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